竹木舞☆土壁
竹木舞は、何がしかの蔓でクルクル巻いて格子状に留められている。何がしかの蔓…籐の蔓の皮を剥いだ様なもので、結構固い。
土壁の部分、全部の壁にこの竹木舞が組まれているかと思うと、この家を作るのにどの位の時間を要したのだろう? 思ってみたところで想像のつかない膨大な作業量だ。木舞に使う竹は、10月の終わりから12月の始め頃の“水を上げていない”時期の竹を使うそうだ。おねん家の本家のおじさんの話に依ると、裏の山の奥に土壁に適した土が出るそうで、そこから親戚達が協力して土を運んだそうだ。土壁を塗ったり、木舞を組んだり…農閑期に親類が“おてんま”で分家を造っていったらしい。
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