南牧村☆砥沢

砥 沢 Tozawa

国道254沿いにある“西牧関所”が表関所、南牧街道沿いに位置したのが裏関所 “砥沢関所”だ。ここ砥沢を通り余地峠を抜け信州 臼田へ抜ける南牧街道には宿屋や商店が点在していた。現在の砥沢は昭和の時代にも商店も多く賑わったであろう趣ある界隈。9月中旬頃から南牧ぶどう(巨峰…これが美味♪)11月頃まではりんごを販売する果樹農家の旗がたつ。砥沢郵便局・砥沢駐在所があり、南牧の中心地だった面影を残している。
写真の川が堰き止められているのは、防火用水を確保する為に12月初旬頃に集落毎に“川タタキ”をして堰き止める南牧村全体の冬の風物詩。

Traffic Information
南牧街道は砥沢あたりで急に細くなる。おおかた乗用車どうしでもすれ違えないと思って運転したほうがイイ。
余談:この細道を迂回する“砥沢バイパス”計画が細々とあるらしいが今更要らないだろう。景観破壊だ。
だから、みんなマナーを守って気をつけて通過しましょう!!
南牧ふるさとバス 下仁田←→勧能 (一部熊倉乗入れ) 間を毎日往復
南牧乗合いタクシー 下仁田←→木曜(大上上)・金曜(道場)往復が砥沢を通過
(o._.)o…時刻・料金表を見る *リンク先サイト内 路線バス(ふるさとバス) 乗合いバス(乗合いタクシー)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 砥沢にまつわる 歴史 と 雑学

南牧領は砥沢、砥沢城主は市川豊前守重信(村誌)。14世紀から昭和50年後半まで採掘されていた“砥石”は江戸期には幕府御用砥として全国に名高く幕府直轄の天領であり砥沢城の管轄であった。
歴史民族資料室年表…1567年 市川四郎左右衛門重久 砥沢城主【gabo疑問】

< 南牧.net > ちっ!! “砥石”なんてっ!!…って思う自虐的群馬県人(南牧村民含むだよ♪)が多いと想像するが、林業・農業・工業…様々なシーンで使用する刃物の切れ味を維持する為に“砥石”は必要不可欠、古墳の副葬品としても“砥沢の砥石”が出土しているそうだ。昭和半ばに人造砥石が作られ天然砥石の代替えとなる。そこから解釈するに、南牧界隈の“砥石”は日本の産業全般を担って来た歴史があると断言できる!! ちなみに明治29年には全国2位の産出を誇っていた♪

奥今戸・今戸 産出 … 「 虎砥 」赤茶色の縞が特徴
梨の平 産出 … 「 青銀星砥 」青く軟らかな特徴

道の駅 オアシスなんもく にて砥沢産出の砥石が販売されている。1個 ¥30,000- 位する(グラム¥100-くらいかな? と想像) すっごいのもあったりする。何に使うのかバカみたいに聞いてみた(笑)。刀を研ぐのだそうだ。
もちろん手頃な砥石もアリ♪ 人工砥石とは手ざわりとキメが違う。よ〜く研いだ包丁で切った野菜は味が違う…特にキュウリが解りやすい。オアシスなんもくで砥石 & きゅうりを購入して食べてみようっ!!


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