それから☆すずらんが咲いた

201304311909年(明治42)朝日新聞へ連載されていた夏目漱石「それから」。昭和49年現代語訳版で読んでみた。明治22年に再興された“おねん家”の20年も前の作品だ。当時の中層階級の出であろう漱石作品を読んで非常に?に思ったことがあったので、維新後の農村教育の実態も少し調べてみた。

80才以上のジイさん×2人、南牧に居るのだから当然…長男の話。両人とも裕福な家柄☆村内の知識人。長男はどんなに成績が良くても中等〜高等教育は受けさせてもらえなかったそうだ(これには二人とも今でも口惜しさを察せられる)。次男からは家を出て高等教育可。女子は初等教育で家庭内での躾はされていなかったそうで、どうやら女子の躾は婚家が行うものと割り切っていたらしい。千把一絡げの時代、家によって違いはあるのか? 先日、御年95歳のジイさんが亡くなった。2月頃には「TVがつかねぇー」って家に来た。十八番は大東亜戦争。すずらんを伴に冥福を祈る。

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